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5種類のECサイトの構築にかかる費用と料金相場を徹底解説!
カテゴリー1
2021-05-17

EC市場は毎年右肩上がりで伸び続けている市場のため、多くの個人事業主や企業はECサイトの出店を本格的に検討し始めています。しかし ECサイトの構築方法には種類がある他、初期費用にも大きな違いがある ため、初めて構築する場合は何を選べばいいのか悩みますよね?

そこでこの記事では、ECサイトの構築方法に加え費用や料金相場、各構築方法のメリット・デメリットなどを詳しく紹介します。


システム保守費用やランニングコストについても解説していくので、構築費用全般が分かるでしょう。これからECサイトの運営を検討している方はぜひ参考にしてください。


ECサイトの5種類の構築にかかる費用・料金相場

費用

ECサイトを出店するにあたり先ず検討しなければいけない項目が、どの方法でECサイトを構築するのかです。 ECサイトの構築方法には以下の5種類 があります。

  • モール型
  • ASP型
  • オープンソース型
  • パッケージ型
  • フルスクラッチ型
 
構築方法 構築費用 構築期間 カスタマイズ性 料金相場
モール型 0円~数十万円 最短3週間~ 低い 無料~10万円以下
ASP型 0円~数十万円 1ヵ月~ 低い 無料~10万円以上
オープンソース型 0円~数百万円 1ヵ月~ 普通 100万円~500万円以下
パッケージ型 数十万円~数千万円 3か月~ 高い 500万円以上
フルスクラッチ型 数百万円~数億円 3か月~ 非常に高い 1,000万円以上

5種類の構築方法は、素人でも簡単にできるものから専門知識や技術がないと構築できないものまであります。また、初期費用にも大きな違いがあるため、1つずつ詳しく解説していきますので、構築方法を選ぶ際の参考にしてください。


モール型

モール型とは、 1つのプラットフォームに複数の店舗がECサイトを構築して出店する方法 です。出店するECモール側が構築に関するベース(ショッピングカートやカテゴリーなど)をすべて用意してくれているため、素人でも簡単に構築が可能です。


【代表的なモール型ECサイト】

  • Yahoo!ショッピング
  • 楽天市場
  • Amazon
  • ZOZOTOWN
  • ポンパレモール


モール型のECサイトの構築費用は0円からありますが、多くの場合は月額の出店費用を支払う必要があるため、初期費用として数万円が必要になります。

例えば、楽天市場にモール型ECサイトを出店する場合、初期費用として約30万円掛かります。内訳は、月額出店料19,500円×12ヶ月分+初期登録費用60,000円=294,000円。

まとめると、モール型の構築費用は0円からで安価にECサイトを持つことができますが、初期費用に数十万円掛かる場合が多いと覚えておきましょう。


ASP型

ASP型とは、 ECサイト構築用に用意された「ネットショップ作成サービス」を利用してECサイトを構築していく方法 です。ASPにはECサイトに必要な材料が揃っているので、構築までの期間は1ヶ月程度と短いため、すぐにオープンすることが可能です。


【代表的なASP】

  • MakeShop
  • カラーミーショップ
  • ショップサーブ
  • らくうるカート
  • BASE


ASP型のECサイトの構築費用は0円からあり、モール型のような月額使用料もないので初期費用もなしでECサイトを持つことができます

ただし、 無料で使えるASPは有料のASPと比べるとデザインや機能の制限が多くある ため、独自性を出したECサイトを構築したい場合には不向きです。


オープンソース型

料金相場

オープンソース型とは、 インターネット上に無料で提供されているECサイト構築システムを利用してECサイトを構築していく方法 です。

無料でECサイトを構築できますが、サーバーにインストールしたりソースコードを使って構築していくため、カスタマイズには専門知識が必要です。


【代表的なオープンソース】

  • EC-CUBE
  • Magento
  • osCommerce


オープンソース型のECサイトの構築費用は0円から ありますが、 知識がまったくない状態では構築が難しい ため、業者に依頼する方が多い傾向にあります。 依頼する場合の構築費用は数十万円から掛かる ので、予算に余裕のある場合におすすめの方法です。


パッケージ型

パッケージ型とは、 ECサイト構築に必要な材料がすべてパッケージ化されている製品を購入してECサイトを構築していく方法 です。

構築に関しても購入先のECパッケージ会社が請け負うため、どういったECサイトを構築したいのかデザインなどを決めて依頼していく形でECサイトが完成します。


【代表的なECサイトパッケージ】

  • EC-ORANGE
  • ecbeing
  • ebisumart


パッケージ型のECサイトの構築費用は数十万円からですが、カスタマイズ性が高い製品や依頼内容などによっては数百万円掛かります。また、依頼内容に沿ったECサイトを構築していくため、構築期間には3ヶ月以上が必要です。


フルスクラッチ型

フルスクラッチ型とは、既存のシステムなど 何も無いゼロの状態からECサイトを構築していく方法 です。知識がなければ構築ができないため、IT技術に詳しい専門の人にしか構築ができません。

すべてを自らが開発して構築するフルスクラッチ型はデザインやカスタマイズはもちろん、機能性なども自由自在に開発構築が可能です。そのため、大手企業が導入するECサイトとして使われています。

フルスクラッチ型はゼロから開発していくため構築費用は数千万円からと莫大な費用が掛かります。また、開発にも時間がかかるため構築期間は最短でも3ヶ月が必要です。


それぞれの構築方法の特徴/メリット・デメリット

メリットデメリット

ECサイト構築方法5種類の費用や料金相場をお伝えしてきましたが、ここからはそれぞれの特徴とメリット・デメリットについて解説していきます。

特徴やメリット・デメリットを知ることで、構想しているECサイトを構築する最善の方法を見つけることができます。 メリット・デメリットをしっかりと把握した上で、自社に合ったECサイトを構築していきましょう。


モール型

モール型の特徴は、 ECモール側に構築システムから決済方法や顧客管理などがすべて完備されているところ です。他の構築方法に比べると、断然手間を掛けずにECサイトの構築から運営までできるのが、モール型の魅力です。

一方で、決められた範囲の中でデザインやカスタマイズをしていくため、 独自性を出しにくいといった欠点があります。 独自性がないため、多数の店舗が出店している中で目立つことができず埋もれてしまう可能性があります。

また、モール型は構築費用が安価に済む点は始めやすくて良いですが、月額費用や売上に対してのロイヤリティなどが発生するので、維持費が必要です。


メリット

  • 構築費用を掛けずに気軽にECサイトを持つことができる
  • ECサイトの構築に必要な材料はすべてECモール側で用意されている
  • ECモール自体がブランド化されているため、すでに集客力がある中で出店できる
  • ECモールからサポートが受けられるため、スムーズに運用できる
  • ECモール側が常に最新のシステムを導入してくれる


デメリット

  • デザイン性やカスタマイズ性が低いので、独自性のないECサイトになってしまう
  • ロイヤリティや月額使用料が発生するため、利益率が低くなる
  • 競合店が多く価格競争が起こりやすい


ASP型

ASP型の特徴は、 モール型のように縛りがなく提供されている範囲内である程度自由にECサイトの構築ができる ところです。また、無料のASPを利用すれば構築費用も0円でコストを掛けずにECサイトを持つことが可能です。

一方で、宣伝力や集客力がまったくゼロの状態からスタートするため、 顧客を掴むまでに苦労します。 低コストでのECサイトの構築と運営に加え、地道な宣伝でコツコツと集客する努力ができる企業におすすめの構築方法です。


メリット

  • 構築費用が0円のASPを選べば、無料でECサイトの構築ができる
  • デザインやカスタマイズにこだわらなければ専門知識が乏しくても構築できる
  • 構築期間が1ヶ月程度と短期間で完成する
  • ASPからのサポートが受けられる
  • サーバーを自社で用意する必要がない


デメリット

  • 提供されている範囲内でしかカスタマイズできない
  • 有料のASPでは初期費用や月額使用料が発生するため、意外とコストが掛かる
  • ロイヤリティが発生するASPもあるため、選ぶ際は注意が必要
  • 顧客情報などはASP側の管理になるため、勝手に顧客への宣伝ができない


オープンソース型

メリットデメリット

オープンソース型の特徴は、 モール型やASP型に比べてデザイン性やカスタマイズ性が高い ところです。カスタマイズ性が高いと独自のECサイト構築が可能なため、自社に合った雰囲気のECサイトで運営が可能です。

一方で、 オープンソース型は無料で提供されているため、サポートがありません。 サポートがないため、構築段階はもちろん運営中にトラブルが起きてもすべて自社で解決する必要があります。


メリット

  • 専門知識があれば無料でECサイトを構築できる
  • カスタマイズ性が高く自由にECサイトが構築できる
  • ライセンス費用がないので、維持費が安く済む


デメリット

  • 自社でサーバーを用意するため、多少のランニングコストが掛かる
  • カスタマイズにこだわるなら専門知識が必要
  • サポートがなくトラブルが起きた場合は自社で解決しなければならない


パッケージ型

パッケージ型の特徴は、 自社の要望通りのECサイト構築が可能 なところです。パッケージ型の製品は、カスタマイズ性に優れたフルスクラッチ型と変わらない機能性を装備していることもあり、自由度の高いECサイトが作れます。

一方で、パッケージ型を販売している企業にすべてを依頼するため、 高額な構築費用が発生 します。個人事業や中小企業の規模にはここまでのカスタマイズは必要ないため、 パッケージ型は大手企業向きの構築方法 です。


メリット

  • 自由度の高いカスタマイズが可能
  • 自社の要望に沿ったECサイトが構築できる
  • 大型ECサイトの構築も可能


デメリット

  • 構築費用に数百万から掛かる
  • メンテナンスなどの保守費用も高額
  • 構築期間が最短でも3ヶ月掛かる


フルスクラッチ型

フルスクラッチ型の特徴は、 完全にオリジナルなECサイト構築ができる ところです。他社にはないシステムを導入できるなど、独自のシステム開発を行ってECサイトを成長させていくことが可能です。

一方で、ゼロから構築していくために 数千万円以上という膨大な構築費用が発生します。 その他にも、自社内にIT技術に優れた人材が必要なことやECサイトが完成するまでに6ヶ月~1年といった長期間が必要です。


メリット

  • カスタマイズ性が高いので、理想通りのECサイトを構築できる
  • デザインの変更なども希望通りに叶う
  • プラグインが可能なので、機能の幅を広げやすい


デメリット

  • 構築費用に莫大な資金が必要
  • ゼロから開発していくため、トラブルも起こりやすい
  • 構築期間が長い


構築だけじゃない!ECサイトのシステム保守の費用とは?

システム

ECサイトを構築するには、大なり小なりの構築費用が発生するとお伝えしました。構築後は ECサイトを健全に運営するためのシステム保守費用が必要 です。


【主なシステム保守費用】

  • システムを利用するための月額使用料
  • メンテナンス費
  • トラブルやアップデートなどの作業費


例えば、月額使用料はモール型やASP型に発生するシステム保守費用で月額数千円~数万円が相場です。その他のメンテナンス費や保守作業費などについてはECサイトの規模により異なります。

このように、ECサイトの構築が完了した後も運営をスムーズに行うためのシステム保守費用が発生することを覚えておきましょう。ECサイトの構築費用だけを捻出しても、その後に発生する 保守費用がなければECサイトの運営自体ができなくなる ため、保守費用の確保は必須です。


1ヶ月あたりのECサイトのランニングコストの相場・目安は?

コスト削減

ECサイトの運営には保守費用が発生することをお伝えしましたが、保守費用も含めてECサイトを1ヶ月運営するために必要なランニングコストについて解説します。

【主なランニングコスト】

  • 月額使用料
  • メンテナンス費
  • ロイヤリティ
 
構築方法 1ヶ月のランニングコスト相場・目安
モール型 数万円~
ASP型 数千円~
オープンソース型 数千円~
パッケージ型 数万円~
フルスクラッチ型 数十万円~

モール型は構築費用が掛からない代わりに、ランニングコストは 他の構築方法に比べると高額 です。その理由は、システム利用料に加え売上に対してのロイヤリティが発生してしまうことが挙げられます。

ロイヤリティのパーセンテージは各ECモールで異なるため一概には言えませんが、5%~15%程度です。

例えば、月商200万円の売上の場合、ロイヤリティ10%で計算すると2万円となります。ロイヤリティに月額使用料をプラスすれば5万円以上のランニングコストが掛かる計算です。

このように、構築方法やサイトの規模によって1ヶ月のランニングコストは異なります。ECサイトを構築する前に、しっかりとランニングコストについてもシミュレーションしておくとよいでしょう。

まとめ:構築費用を見積もって自社に合うECサイトを作ろう!

サイト

ECサイトを構築する方法は、以下の5種類があり特徴や構築費用はそれぞれで異なります。

 
構築方法 構築費用 構築期間 カスタマイズ性 料金相場
モール型 0円~数十万円 最短3週間~ 低い 無料~10万円以下
ASP型 0円~数十万円 1ヵ月~ 低い 無料~10万円以上
オープンソース型 0円~数百万円 1ヵ月~ 普通 100万円~500万円以下
パッケージ型 数十万円~数千万円 3か月~ 高い 500万円以上
フルスクラッチ型 数百万円~数億円 3か月~ 非常に高い 1,000万円以上


費用対効果を考慮しながら、自社の規模や商品点数なども視野に入れて最適な構築方法を選ぶようにしましょう。



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